君は心理学者なのか?

大学時代に心理学を専攻しなぜかプログラマになった、サイコ(心理学)プログラマかろてんの雑記。

社長の家ですき焼きしたら、破壊神シヴァが現れた話。

f:id:karoten512:20180117195749j:plain

いきさつ

今年の冬、linuxの資格であるLPICのレベル1を取得した。

資格のレベル自体は大したことないのだけれど、

社長「お祝い何がいい?報酬とは別に、どこかお店つれってったげる」

社長「みんなで高いお店行こー!」

私「それなら」

私「すき焼きやりましょう」

私「社長の家で」

上司「それいいね!」

社長「それいいね!」

というわけで社長の家ですき焼きをすることになりました。

参加者

  • 社長

  • 社長の奥さん

  • 娘さん (2)

  • かろてん(私)

  • 私の上司

  • 社長宅に居候しているポルトガル人 ジェロ

  • ジェロの奥さん

謎の布陣ですき焼きをすることになった。

破壊神、がいた

社長の家につくと、

娘さんが大暴れしていた。

破壊神。

その言葉がぴったりだった。

社長が洗濯物をたたむ。

壊す

社長がお絵かき帳を渡す。

切り刻みまくる

社長が完成したパズルを渡す。

すべて蹴散らす

やばい。

創造と破壊は表裏一体とはよく言うが、

この子は破壊しかしない。

もはや社長の娘(2)ではない。

シヴァだ。

この子は破壊神シヴァ(2)だ。

社長が叫んだ。

社長「かろてん!シヴァをみててくれ!」

私の役割は、シヴァのおもりだった

このお守りで、

ボーナスの額が決まると言っても過言ではない。

私は全力でシヴァのお守りをすることにした。

私は役に立たない男であった

私の親戚には小さい子がいない。

いとこはみんな年上だ。

だから小さい子の扱い方を1ミリもしらなかった。

私がしたのは、

破壊活動の幇助と、

創造活動への啓蒙だ。

ハサミを渡す。

クレヨンを渡す。

のりを渡す。

私の活躍により、

破壊神シヴァ(2)は、

創造神ブラフマー(2)へ、

ありえない進化を遂げようとしていた。

きりきざまれた紙。

あり得ない配色に彩られた画用紙。

それが創造神の周りに、積もり積もっていく。

つまり、

破壊活動から破壊的創造活動に切り替わっただけで、

惨状は変わらなかった。

社長「かろてんだめだ!君は子守むいてないよ!」

今年のボーナスが、消えた。

私は迷子になった

すき焼きは美味しかった。

ガブガブ酒をのみ、

そろそろ帰ろうという時になって

上司と家に帰ることにした。

しかし、私は帰れなかった。

正確に言うと、

酒により極度に下がった空間把握能力で

空間が歪み、

最寄り駅の方向すらわからなくなった。

もともと私は道を覚えるのが得意ではない。

ポルトガル人はそのことを知っていて、

私のことをいつも、

「lost child(迷子)」

と呼んでいる。

私は助けをもとめた。電話で。

私「I’m completely lost child」

社長「OK. Don’t move」

私の記憶は、そこで途絶えている。

目が覚めると、そこは

社長の家だった。

社長はすでに出勤していた。

私は、

ポルトガル人におこされ、

ポルトガル人の奥さんにヨーグルトをもらい、

無言で食べた。

ポルトガル人といっしょに電車に乗り、

ポルトガル人といっしょに改札を出、

ポルトガル人といっしょに出勤した。

今日も

仕事頑張ろう。